シネマ・ジャンプストリート 映画のブログ

劇場公開映画を中心にレビュー 映画の良さと個人的感想を。

△65 『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』 自分は、逃げない・・・

I'm not MAD!!!!!!!

トム・ハーディ主演。独演シチュエーションムービー。
『オン・ザ・ハイウェイ その夜、96時間』

onthehighway1.jpg


~あらすじ~
建築工事の現場監督を務めるアイヴァン・ロック(トム・ハーディ)。
愛する妻や子供、現場監督としての素晴らしいキャリア、彼は幸せな日常を手に入れていた。しかし一本の電話が彼の運命を変える。その過酷な運命から逃げず、戦うために、病院へと車を走らせる。明日予定されているキャリア最高の仕事を投げ出して・・・
家庭、病院、職場。一つの破綻がもたらす全ての問題を、車を走らせながらの電話で懸命に対応するが・・・・





☆☆☆☆☆☆(65/100)

以下 レビュー(核心のネタバレなし)

~究極のシチュエーションムービー~
この映画、悲痛な面持ちでアイヴァン(トム・ハーディ)が車を発進させる所から始まる。
そして、驚くべきことに、アイヴァンは一度も車から降りず、
アイヴァン一人だけしか登場しないまま、物語が終わる。

そしてその時間86分。ほぼほぼリアルタイムで進行する。

そんな物語を進行させる手段は
電話のみ。

車内でアイヴァンが電話に出て、様々な(主に3パターン)相手や問題に対応するだけで、
スリリングに物語が進行する。


~転落と向き合う~
さて、その問題は、アイヴァンの行った過去の行為や、それに向き合うための選択によりもたらされる。
具体的には、ここでは述べないでおく。
30分くらいで全貌が明らかになるが、詳細は知らないほうが
「一体何が進行しているのか・・・」と楽しめるので。


一つ言えるのは、これは決してスケールの大きな話ではなく、
誰にでも起きうる一つの過ちが、彼のキャリアをピンチにしていく・・・
そして、より重い問題を背負うのを承知で、逃げずに向き合っていく
人生を語っている映画
であるという事。

立ち向かう覚悟を持っていたアイヴァンだが、思ったように問題に対応できなくなっていった時に、
彼の父親が登場し、過去が見え始める。
自分は、問題に立ち向かう!おやじとは違う!
しかし・・・・
もう一度書くが、登場人物はアイヴァンだけである。
劇場で、このじっとりした狂気を味わってほしい。


~これぞ熱演 トム・ハーディ~
この映画、トム・ハーディーの熱演無くしてはあり得い。
トム・ハーディーと言えば大傑作『MADMAX 怒りのデス・ロード』で
主演マックス役を演じるなど、今が旬のイギリス俳優である。

MADMAXでは、正直な所、役柄的に他のキャラクターに喰われてしまっていた感があるが、
今作を見ると、がらっと印象が変わるだろう。
抑え目な中での素晴らしく抑揚のある演技で、
誠実さ、愛、プライド、焦り、狂気。あらゆる内面の変化を表現している。

この作品を見た後で、MADMAXを見ると、マックスの奥底にある狂気と優しさを感じ取れ、
より一段と(元々、素晴らしいが)キャラクターの奥行が見えてくるのではないだろうか。
今後も『チャイルド44』や『ウォーリアー』など、注目作が続くトム・ハーディー
真摯で怠惰な魅力に溢れた人間性も含め(映画秘宝参照)間違いなく、目が離せない俳優の一人だ。


~率直な所・・・~
この映画が面白かったかと言われれば、首をかしげてしまう。
斬新な設定、自分にも突きつけてくるテーマ、トム・ハーディーの熱演など、
興味深い作品であるのは間違いないが、決して楽しかったわけではない・・・・

理由は一つ。
86分という短い時間にも関わらず、退屈だった。
おそらく、シチュエーションムービーとしては、サスペンス要素がこじんまりし過ぎている上、
場面がほとんど変わらない・・・っていうのが原因だろう。

この辺りは、好みの問題だと思うので、
是非、この設定に興味を持てば、劇場に足を運んでください!!




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  1. 2015/06/29(月) 23:24:53|
  2. 2015年公開映画
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◎95 『マッドマックス 怒りのデス・ロード』 狂っている・・・・

What's a lovely day!!!!!

こんな、つまらんブログ見なくていいから、
つべこべ言わず、V8エンジン噴かせて、映画館に駆け込みやがれ!!!!
『マッドマックス 怒りのデス・ロード』

madmax.jpg


~あらすじ~
水もガソリンも尽きかけた世界。元警官のマックス(トムハーディー)は妻と子供を失っていた。
正気を失いかけ、本能だけでこの荒廃した世界を、生き延びてきたマックスだったが、水と食料を独占し、恐怖と暴力で民衆を支配するイモータン・ジョー(ヒュー・キース・バーン)率いる組織ウォーボーイズにとらえられてしまう。
そんな中、女司令官のフュリオサ(シャーリーズ・セロン)がジョーの跡継ぎ生成用性奴隷の女性5人を連れて逃走。ウォーボーイズの若者ニュークス(ニコラス・ホルト)の血液用囚人として、彼女達を追う軍隊の車両にのさせられたマックスは、逃走劇に巻き込まれていく・・・・





☆☆☆☆☆☆☆☆☆(95/100

以下 レビュー(核心のネタバレなし)

~冒頭からもう・・・~
冒頭、荒野に映し出されるマックス。背後で動くカメレオン。
「狂っているのはどっちだ?俺か。世界か。」
このモノローグに時点で、心はもうこの世界観に待って行かれた。

ここから始まる活劇は、エンディングまでほぼほぼノンストップ。
そんな狂った映画を撮ったのは70歳になる、御爺ジョージ・ミラー。
マッドマックスシリーズの創設者が、約30年ぶりに、自らのの手でシリーズを復活させた。

そもそも、マッドマックスは1980年代に世間に衝撃を与えたオーストラリア映画。
ハリウッドでは俳優の力が増したこともあり、危険なアクションは避ける傾向にあった当時、
オーストラリアでは、撮影中に死者が出るような危険な撮影を日上茶飯事のように行っていた。
そんな死を恐れない撮影方法により、見たこともないカーチェイスで驚きを与えたのが1作目。
CGなどがなかった当時、バイクを頭に衝突させたシーンでは、
「あのスタントマンは絶対に死んだ」という噂があったそうな・・・・

そんな1作目を更にエンターテイメントとしてアップグレートしたのが2作目。
ラスト15分のカーチェイスの衝撃、活き活きとしたキャラクター、犬の名演もさることながら、
荒廃した世界観の描写が、初めて登場。
これがこのシリーズの世界観となり、北斗の拳など、世界中のあらゆるディストピア近未来描写に影響を与えた。

ミラー監督は、その後、改心したかのように
『ベイブ』や『ハッピーフィート』のようなファミリームービーを撮り続ける。
そっちの人になったのね・・・と思った所での、狂気に満ちた今作。
間違いなく、狂ってるのはマックスでも、ヒュリオサでも、ジョーでもんなく、
ジョージ・ミラー監督でしょ。


余談になるが、
今作はアフリカ大陸での撮影になった。オーストラリアでの撮影を断念した理由が狂っていて大好きだ。
「15年に1度の大雨が降って、一面お花畑になってしまった((笑))」(by ジョージ・ミラー)

過去作品のシンプルにして拡大再生産という形でシリーズを復活させてくれた今作。
間違いなく、シリーズ最高傑作です。
70歳のバイタリティ、恐るべし。


~ストーリーはない?~
フュリオサが逃走を始めて以来、ひたすら砂漠の道。
カーチェイス、アクションの繰り返し。映るのはデスロードのみ。

終始クライマックと聞いていたが、決してそういうわけではない。
ずっとアクションなわけではなく、緩急はしっかりある。
急の割合がとてつもなく高いだけだ。

またセリフは極端に少なく、冒頭からアクションの中で全てが語られる。
キャラクターや民衆、世界観の背景が語られる。
「中身がなく、頭空っぽにみられる。」
ストーリはシンプルでも、中身がぎゅうぎゅうに詰まっている。

更に、序盤に出てきたびっくり箱的なアイテムを、終盤の展開やアクションにも活かしちゃう。
っていう、びっくり箱だけで終わらせない
気の利いた事もちゃっかりやってくれてたりする。

そんな計算された世界感だからこそ、無条件でテンションあがるし
見終えた後に、全員のIQが低くなる。


~とんでもない情報量~
・音楽を鳴らしたいから、楽器隊を車に乗せよう!(いる?)
・楽器だけじゃ物足りないから、ギターに火を噴かせよう!(もっといる?)
・火を噴かせるだけじゃあれだから、盲目の設定にしよう!(もっともっといる?)
・せっかくなので、彼に見せ場を与えよう!(もっともっともっといる?)

こんな「それ、いる?」な、遊び心満載の描写が血肉となる。
もちろん、過去作ファンへのサービス(目玉どん!車体はりつけ!)も欠かさない。

それでいて、その要素、画面に映し出される情報量は
1度見ただけでは、絶対に全部は理解できない。
コマ落としまでして、早く見せている。
激しくぶつかり合う車、その上を人がやりを持って飛び交い、車間の銃弾戦、車内では肉弾戦、背後から狂った敵・・・
もちろん、1度だけでも十二分にキャッハー!なのだが、見れば見るほどキャハッハー!だ。

「見れば見るほど、魅力がわき出し、語っても語っても、語り尽きない。」
こんな他に類を見ない映画になっている。


~CGに頼らないリアルな世界~
今作、様々な個性を持った車が登場し、惜しげもなく廃車になっていく・・・
マックスの愛車も、中盤あたりで潔く姿を消す。
そして、それらの描写は、決してCGには頼らない。
だからこその、ぶつかり合うリアルさ。
この世界観へのリアルさ。

一方で、グロいか?と言われれば、決してそうでは無い。
人は大勢とんでもない死に方をするが、テンポよく何百人も死ぬので、
リアルなグロさはあまり感じない。(変な事言ってる?)
グロさが苦手な人でも、見れないことはないと思う。

語り尽きない話題をもたらす、最強のデートムービーだと心底思う。


~まさか・・・泣ける・・・~
そしてこの映画・・・まさかのだが・・・・
泣けるのよ。

注目してほしいのは、ウォーボーイズの若者ニュークスだ。
荒廃した世界がもたらす病気の彼は、輸血袋としてマックスを引き連れて行動する。
命が長くない・・・
序盤、「ショーの為に死ぬ事は本望だ」と語って、死に向かって爆進するが、
マックスやヒュリオサ、美女5人衆と行動するうちに、自分の天命を悟りだす。
そして・・・
あぁぁ!これ以上は言わない!ぜひ見て、男泣きを!


~とにかくおすすめ~
フュリオサのカッコよさ、美女5人衆、決してキスさせない淡白さ、車について等、
他に語りたい事は盛りだくさん。
あのシーン最高!あのシーン最高!あのシーン最高!のオンパレード。

結末があっさりすぎるって不満はあるけど、
もうそんなのどうでもいい!!!

注意点としては、
同じ日に映画はしごは絶対にしないこと。
他の映画の印象がなくなります。

2015年の映画は、これを見たかどうかで変わってくる。
このお祭りに、今飛び乗らないでどうする!!!
今すぐ映画館に駆け込んでください!!!!!!




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  1. 2015/06/27(土) 20:16:04|
  2. 2015年公開映画
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△60 『トゥモローランド』 レトロフューチャー感

希望のある未来を語ろうじゃないか!!

SF愛に満ち溢れた作品。
『トゥモローランド』

poster2.jpg


~あらすじ~
NASAのエンジニアを父に持つ、高校生のケイシー・ニュートン(ブリット・ロバートソン)。彼女は、シャトル計画が終了してしまうのを阻止する為、ロボット解体工場に夜な夜な忍び込み、解体工事の邪魔をする工作を行っている。しかし、警察に見つかり逮捕。釈放時に自らの持ち物を回収するも、そこには見たこともないバッチが。そのバッチに触るっている間だけ、未来のような信じられない異世界が目の前に現れる。いったいその世界とは何なのか・・・トゥモローランドとは・・・





☆☆☆☆☆☆(65/100)

以下 レビュー(核心のネタバレなし)


~すべてが可能になる世界~
今作ではケイシーの物語とは別に、男の子のストーリーから始まる。
時代は、1964年のニューヨークの世界博覧会。
そこで開催されていた発明コンテストに男の子が、「誰も作ってくれないから」という理由で、
飛行スーツを持ち込む。

ここでの展開は実際に劇場で触れてほしいが、
ケイシーが目指す事になるトゥモローランドの全貌が冒頭に早々登場する。
とにかく
少しレトロな近未来感がわくわくはんぱない。
一目見ただけで、分かるユートピアな近未来。科学技術の発展の先に夢見ていた世界。

3次元に配置された、建物や道路。
その間を移動する登場人物。

この辺りは『ミッション・インポッシブル ゴーストプロトコル』でも感じたブラッド・バード監督の巧みさ。


~二つの謎~
ケイシーは、手に入れたビンバッチの謎を追ううちに、二人の人物にたどり着く。
一人はは謎の美少女アテナ(ラフィー・キャシディ)。ケイシーはの組織に追われている所、彼女に助けられた。
そしてもう一人はフランク(ジョージ・クルーニー)。アテナ曰く、ケイシーをトゥモローランドに導いてくれる存在だとか。

そしてケイシーは様々な謎を追う事になる。
メインはもちろん、「一体トゥモローランドとは何なのか」
さらに、「何故彼女は追われているのか」「フランクの過去には何があったのか」「何故アテナは私のもとに来たのか」

これらの謎が、終盤まで物語の推進力になっていく。


~SF愛~
この映画は様々なSFへの愛で満ち溢れている。

外せないのは、フランクの家のガジェット感。
007の秘密兵器のような家・・・・
と言えば分ってもらえるだろうか。
とにかく、ここでの家の秘密基地っぷりは楽しくてたまらない。

また、途中で急に加速するターミネーター要素も最高。
あれ・・・要素っていうか、もうほぼターミネーターやん!!

他にも、近未来タウンからも、SFへの愛がひしひしと伝わる。


~希望のある未来~
そして、そんなSF愛の中で特に感じるのが、
「もっと希望のある世界を描こうじゃないか!
ネガティブな世界ばかり映画にしたり、ニュースで取り扱ってると、
本当にそんな世界になってしますぞ。」


この意見には大大大賛成である。
ネガティブな未来ばかり描いていては、ポジティブな未来が訪れるわけがない。
もっともっと科学技術の明るい面のニュースが増えてもよいのでは。


残念・・・~
だからといって、このメッセージを含んだ結末が、映画としてよく出来ているかは甚だ疑問。

上でも書いたが、この映画は色々な疑問を含んで進行する。
そうなるとこの疑問に対するオチを期待するが、いざ分かると、
「・・・へ?どういうこと?」
全然、しっくりこない。伝えたいメッセージは分かるけど・・・・

さらに、上から目線の大オチ。全く共感できずに、ファシズムのようにすら感じる。

希望を持って未来は自分たちの手で創る!
というポジティブなエンディングの筈が、一部の人間が導くべきだという「人間軽視」
のような結末になってしまったことがあまりにも残念。



しかし、このガジェット感、近未来感、SF愛はぜひ劇場で!


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  1. 2015/06/24(水) 01:22:38|
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○70 『グローリー 明日への行進』犠牲の物語

でも...でも...死には慣れない。

マーティン・ルーサー・キングJr.牧師の初映画化。
『グローリー 明日への行進』



~あらすじ~
1965年3月7日、アラバマ州セルマ。前年にノーベル平和賞を受賞したマーティン・ルーサー・キングJr.牧師の呼びかけに応じて、黒人の選挙権を求める525人が、行進を始めた。
非暴力を貫きデモ行進を始めるが、白人知事が率いる警察の鎮圧にあい、暴力を持って妨げられてしまう。この事件は“血の日曜日事件”として全米のニュースに取り上げられ、人種をまたぎ、全国の同士たちの心に火をつける事になる...




⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(70/100)

以下、レビュー(確信のネタバレなし。この手の映画はあまり気にしない。)

~selmaの行進~
舞台は20世紀の中頃。アメリカで、公民権運動が全盛であった時代。
話のスタートとしては、ノーベル平和賞を受賞し、すでにキング牧師が指導者として世間から一目置かれる立場にある所から始まる。
今作は決してキング牧師の半生を描いた訳でない。一つの史実を切り取っただけだが、その一つの史実の裏側を描く事で、キング博士の葛藤や、家族の想い、当時の歴史的背景や、黒人達の差別への想いを映し出している。

冒頭、そんな彼が表彰される映像と同時に、アメリカ南部で、ジム・クロウ法という州ごとの人種差別法の元、普通の生活の中で普通に理不尽な目にあう黒人達を映し出す。

選挙者権利を得ようとするが理不尽な理由で認められなかったり、唐突に子供達の命が映し出されたり...

なによりもまず、つい5.60年前までこのような差別が当然のように日常にあって(もちろん今も全てが解決なんて到底していないが)、一人の強い人物が、黒人たちが、そして世の中が少しずつ立ち上がっていったという事実。
あの南北戦争、奴隷解放宣言から、100年程月日が流れているのにも関わらず。


~指導者同士の関係性~
キング牧師は、度々、当時のアメリカ大統領であるジョンソン大統領に訴えかける。
「我々に選挙権を保証して欲しい。確かに憲法上は保証されているが、様々な現場の理不尽な行為により、現実は南部の殆どの黒人が選挙権を持たない。黒人がいくら殺されようが、そんな環境で選ばれた議員や保護された警察官や、裁判官にやって、白人は例外なく無罪になっていくのが現実だ!!」

大統領は一定の理解を示しつつも、「今ではない。我々には他にやるべき事がある。」と強調する。
それは、貧困対策であったり、ベトナム戦争であったりするのだが、一向に動かない...

アメリカでは、この関係性の描き方が賛否両論を呼んでいる模様。
そもそもジョンソン大統領は、リベラル派であり、キング牧師とも協議を重ねて、保守議員の反発に対しても粘り強く交渉し、積極的に公民権の確立を進めた人物であると世間的には評価されている大統領。
どちらのイメージが正しいかなんてわからないが、
個人的には、ジョンソン大統領のイメージを持っていない自分でも、少し作り手の悪意があるなって感じた...

またもう一人の黒人指導者、マルコムXも作中に登場する。
暴力による解決を進めていたマルコムXは、晩年少しずつ方針転換を試み、対立していたキング博士とも接触を試みる。
我々は方針で対立してきた。しかし敵は同じだ。
しかし、現実はあまりにも...


~非暴力の誓い~
キング牧師の運動の特徴として、絶対に暴力に頼らないという所にある。
暴力は暴力を呼ぶ。暴力では何も変えられない。

これは今作の行進でも絶対に貫く。そして、それが少しずつ奇跡を起こす。

こんなにも勇気のある、訴えはあるだろうか?
映画ではそこまでは描かないが、キング牧師の行く末を思うと涙が止まらない。


~先人の存在~
この映画にも、黒人達が理不尽に扱われるシーンや、白人が持つ偏見をあらわにするシーンがいくつか登場する。
しかし、数々の映画がかたるように、差別はこの当時だけでない。それどころか、年を遡るほど、理不尽さが増していく。

彼らは自分達の役割を受け入れ、僅かな事に幸せを感じながら、生きてきた。
この先人の努力は、想像を絶する物がある。いや、想像すらも出来ない。

キング牧師が言う。
「この先人が耐えてきた物を想像するだけで、我々が前へと行進する動力になる。」



~犠牲の物語~
この映画には数々の選択が出てくる。そしてそのどちらの選択を選んでも犠牲が出る。

行進をすると、警察の差別的な抵抗にあい、死人が出るかもしれない。
しかし、行進をしないと、何も変えられない。理不尽な犠牲に合い続けるだろう。

キング牧師は、この葛藤に悩み続ける。案の定、行動によって多くの犠牲が出る。
しかし、過去の先人が、世論が彼を導く。


~家族の物語~
今作は何よりも家族との間での葛藤の物語と感じた。

活動を続ける限り、家族は常に死の恐怖と戦わないといけない。しかし、現状耐えるだけでも、常に死の恐怖がある。ここにも犠牲の物語。

妻が言う、
どんな事にも慣れてきた。でも死だけはなれない....常に目の前に靄がかかっている...
というセリフが頭から離れない。

牧師が、この活動をしさえしなければ、こんな死の恐怖に怯えずにすむ。
家族の犠牲があってこそのキング牧師の活動なのだ。


~主題歌~
結末には触れないが、ラストに流れる

ジョン・レジェンドとコモンによる、アカデミー歌曲賞を獲得した主題歌 "Glory" が格別に素晴らしい。
素晴らしい映画を見た後の余韻が心地よく残る。

このシーンを、是非劇場で堪能して下さい!


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  1. 2015/06/21(日) 01:44:48|
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○85 『海街diary』 あぁ美しい。

是枝監督、待ってました!!

細部まで計算され尽くした、美しい映画
『海街diary』





~あらすじ~
家族を捨てた父が死んだ。長女の幸(綾瀬はるか)、次女の佳乃(長澤まさみ)、三女の千佳(夏帆)の元に連絡が入る。三姉妹は、父の葬儀に出席する為に、生前に暮らしていた山形へと向かうと、そこで異母妹のすず(広瀬すず)と出会う。既に母も亡くしており、身寄りがなくなった中でも気丈に振る舞うすず。
そんな彼女に対し、姉妹として一緒に暮らさないかと、三姉妹は提案する。
そんな中、自分達を捨てた母が家に...





⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(85/100)


以下、レビュー(核心のネタバレなし。)
~今最も世界で評価される日本人監督~
豪華女優陣で固めた今作を監督するのは、
『ワンダフルライフ』や『誰も知らない』、『そして父になる』の是枝裕和監督。
作家性と興行性を、非常に高いレベルで両立する日本では類を見ない天才監督なわけですが、もうぶっちゃけ大好きです
何が大好きって、何気ないシーンのはずなのに...何故か泣ける。そんな事ある?な、映画を連発してる訳で...
淡々とした語口のなかで、さりげなく急に訪れる展開にどきっとさせられたりする。『そして父になる』なんて、1リットルは涙が出た。

作品の特徴としては、テレビのドキュメンタリー番組出身という事もあり、基本的にはドキュメンタリータッチ。手持ちカメラを使ったり、周囲の音や光をあえて入れ込んだり。
そして、日常の一部を切り取って、繋ぎ合わせる、「カット オブ ライフ」の天才。彼の作品から感じる「そこにいる感」、だからこそある人間の多面性。
豪華な女優陣にも関わらず、今作が醸し出す日常の美しさは、是枝監督だからこそだろう。

そんな是枝作品の中で、常に中心にいるのが、何が大事な部分を無くしてしまった人。そんな人物が、わずかだが、確実に大きな変化が物語が終わった頃には訪れている。そんな葛藤を露骨に表現するのではなく、会話の内容とは裏腹な感情を映す事で表現するのだから凄い。

そして、もう一つ。子供を作品の中に自然に映し出すのが途轍もなく上手い。
『誰も知らない』では当時全くの無名だった、柳楽優弥くんを史上最年少のカンヌ主演男優賞に導いた。そんな彼が「当時は演技をしているとは全く思わなかった」と言ったのは、是枝監督の「台本を渡さず、その場で台詞を教えて即興で演技をさせる」というとんでもない手法の為。今作でもその手法が、今をときめく10代女優の広瀬すずに効果を発揮、見事な四姉妹のアンサンブルを実現させている。

もちろん、豪華俳優陣も見所。主演の4人もそうだが、脇を固める俳優陣が良い味を出してる。


~美しい風景と食事~
今作の元になったのは、同名の人気コミック。現在6巻まで発刊し、文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞に輝くなど、大変評価されている作品みたいですが、すみません、未読です....

その漫画同様に、今作においても実際の鎌倉が舞台。駅や、海岸、桜並木など様々な実在の景色がでてくるが、是枝監督の光の演出と相まって美しい。これが作品の雰囲気の美しさ、心地良さをより一層引き上げる。
鎌倉に行った事がある人なら、あー!あそこ!!って必ずやテンションが上がるはず。

もちろんでてくる食事も現地のもの。それを、美女達が美味しそうに食らう。ああ
生シラス丼が食べたい....


~心地良さと、変化や葛藤~
今作の大きな魅力は、それぞれに個性を持った四姉妹がおりなす、癒される会話シーンだろう。日常を切り取った美しく、心地良いシーンの連続
ありそう...なリアルな日常描写で、笑かしてもくれる。どちらかと言うと、後でふつふつくる系。
財布とりに帰る下りとか...自然過ぎてたまらない。

一方で、意味のない美しいだけのシーンばかりという人もいる。

でも決してそうは思わない。
例えば物語の中心にいる四女のすず。
初めて自分の居場所かも?と期待し始めたすず、父の罪を感じ無理して頑張っているすず、自分の想いや自分が独占していた父の事を少しずつ話せ始めたすず。
それらの葛藤は、直接的にはあまり語られないが、美しシーンの連続の中でもしっかりと変化している。

一見悪いように感じる人も、決して責める事は出来ないと、物語が進むにつれて思い始めたりもする。
父は、こんなに素晴らしい家族を残してくれた。

また、映画としてはこんなに爽やかな印象なのに、実は終始死の匂いがしている。それが目立たないのは、料理や趣味、性格など、継がれていくものに焦点を当てているからに過ぎない。

一つ一つは意味のないようなシーンが積み重なって、人や物事が多面的に見えている。



~すずの想い~
幼い三姉妹の元から、母親は去ってしまった。
それは、父が他の女に奪われた事が原因で。
すずにとっては、自分の母親が彼女達から父を奪ったせいで、三姉妹と母親の間には埋めようかない溝が出来てしまった。

そのような状況で自分の父や母への思いを、すずは言える訳もない
父の思い出は自分しか持っていないという罪悪感。
母に対する怒り。三姉妹から父を奪った怒り、自分を残して早く死んだ怒り。
一緒に暮らす事で、少しずつ湧いてくる、すずの中にあるモヤモヤを想像すると、心がぎゅっと締め付けられる。


~想像の世界で涙が止まらない~
時に映画の中の会話が、フィクションとは思えないほど、リアルで多層的に感じる時がある。
話している事と、彼らの内面が必ずしも一致しない時だ。
「海猫食堂」の店主(風吹ジュン)が、自分の運命を受け入れながら、すず達に話すシーン。
「山猫亭」の店主(リリーフランキー)が、「海猫食堂」の店主について語るシーン。
母親が、自らの過去に触れずにあっけらかんに話すシーン。
三女が、何も考えてないように陽気でいるシーン。(お父さんも釣りを好きだったって聞いた時の表情が、彼女の悩みも物語ってるよね...)

そのような状況だからこそ、想像の世界の中で爆発的なカタルシスが得られる。



語りすぎていない分、
一人一人の気持ちに焦点を当てると、とんでもなく奥行きが広がっていく、なんて美しい作品...
無茶苦茶オススメです!!!



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  1. 2015/06/15(月) 19:16:49|
  2. 2015年公開映画
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△55 『ハンガーゲーム FINAL:レジスタンス』

戦争の裏側のプロパガンダを描く。

人気シリーズの最終章 第一弾
『ハンガーゲーム FINAL:レジスタンス』



~あらすじ~
前作で、独裁国家パネムが、革命・自由へのシンボルになりつつあったカットニスを、世間が納得する形で抹殺する為に開催された記念大会。彼女はそのゲームを物理的に破壊し、あわやという所でパネムに対抗する革命組織に救出された。
一方、ゲームのパートナーで信頼関係が芽生えつつあったピータは、パネムの人質に取られてしまう。革命組織は、カットニスをシンボルとし、燃えつつあった革命の炎を更に燃え上がらせる為のプロパガンダ作戦を実行するが....





⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(55/100)


以下、レビュー(核心のネタバレなし。)

~大ヒットシリーズ!!~
ハンガーゲーム シリーズは世界的には大ヒットを記録しており、目下絶好調!!過去全てのシリーズで、年間全米興行収入ランキング3位以内に入っているし、批評的にもかなり成功している部類に入るな訳だが....

日本では、興行的にも、批評的にもからっきしダメダメ。
ここまで日米で差があるシリーズは見た事ない....

基本的に日本でライトノベル物はヒットしない。それはアメコミ映画がそうであるように。
しかし、近年のアメコミ映画の完成度は決してバカに出来ない。一部のファンだけが熱狂出来る物ではなく、シリアス・現実派路線を取り入れる事で、間違いなく万人が楽しめる物になっている。

この完成度の向上は、ライトノベルにも当てはまる...と思う。このシリーズ、普通に面白い。ティーンエイジャー向けと馬鹿にしてる人程、このシリーズを真正面から見て欲しい。

もう一つ、このシリーズが日本で受けないのには、『バトルロワイアル』のぱくり...のくせに、ぬるすぎる!という批判があったが....
そもそも趣旨が違う(バトルロワイアルの主題が、今作では手段に過ぎない)ってのが、シリーズを重ねる毎に明確になってきているので、ここではスルー。


これまで
一作目では、ごく平凡な少女少年によって、偶然もたらされる絶対的秩序からの解放への最初の傾きを、
二作目では、組織自らの行動によって、傾いた秩序が崩壊へ向けて音を立てて転げだす様子を
前半の緻密な人物描写と、後半爆発する適度な過激アクションを織り交ぜて描いた。


そして今作の最終章!!
ついに革命が始まる!!

と、思っていた....



~プロパガンダへの戸惑い~
今作で面白いのが、戦争そのものではなく、戦争の背後にあるプロパガンダに焦点を徹底的に当てている所。
しかも、世論のイメージを操ろうと奮闘するのは、革命軍だけでなく、国家パネムも同じ。この政治的な駆け引き、構造がシュールで面白い。

過激なテーマである革命や戦争を描く中で、お互いにイメージアップや洗脳の宣伝をあたふたしながら、作ってる様子を見せられると、間が抜けてるように見えかねない。
しかし、それに観客が戸惑うのと同じように、カットニスも戸惑う。それらが同調するから、うまく作られてるなーと。

今作でカットニスは戸惑いまくる。
一体自分のやっている洗脳行為は本当に正しいのだろうか....犠牲が出る戦いでしか変えられないのか...
しかし、故郷の第13地区に降りそそいでいた悲劇や、パネムによるピータの扱いによる、怒りが全てを忘れさせる。


「戦争では何も変えられない。」とピータは言う。
主観的に革命軍の絶対正義!って描くのではなく、革命による暴力は正義か悪かという正解なき問いまでしっかり浮かび上がるような作りにもなっている。



~恋愛感情への戸惑い~
今作でカットニスは、今まで以上に戸惑いまくる。
それは、拉致されたピータに対して芽生え始めた恋愛感情(吊り橋効果じゃねぇの!?)と、自分を待っていた地元の彼氏ゲイルへの恋愛感情の間で。

いや、そんなのどうでも良いくらいに可哀想なのは、ゲイルの方じゃないの!?
彼女が、死のゲームに行ったと思えば、なんか知らぬ男と付き合ってる風にテレビでなってるし....そして、実際に好きになっていくし....

そして、戸惑うゲイルに、カットニスが更に戸惑う....
この三角関係、一体どうなっていく...


~心のそこから、物足りない!~
色々テーマがあって、見せたい物があるのはわかるけど、
これ、前後編にする必要ある??
しかもテーマやカットニスの戸惑いは、これまで扱っていた物を反復・拡張したものにすぎない。
出来に不満がある訳じゃないけど、心底物足りない。アクションシーンがないってのも含めて、見せ場は小さいのが二つ程度あるだけ。
「二作にした方が、もうかるんじゃね?」って意図が見え隠れするような....

前半の緻密な人物描写と、後半爆発が魅力の作品に、後半がない感じ。

ともあれ、続編で大爆発するのが、
心底楽しみでございます!!



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  1. 2015/06/08(月) 19:03:17|
  2. 2015年公開映画
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○70 『誘拐の掟』ハードボイルドなあいつ!

理不尽な世の中だからこそ....

5月最後に観た映画はこれ。
リーアム・ニーソンによるハードボイルド映画。
『誘拐の掟』




~あらすじ~
ある夜、刑事であるマット(リーアム・ニーソン)は一人バーでお酒を飲んでいた。そこへ急に強盗が押し入り、店主を射殺。とっさに犯人を店外に追いかけ撃ち殺す。
それから数年後、刑事を辞めて断酒をし、私立探偵を営むマットの元にある依頼が。麻薬ディーラーの妻が誘拐され惨殺。復讐の為に犯人を見つけて欲しいという。だが犯⼈は残忍で交渉不可能な猟奇殺人鬼。そんな中、更なる誘拐が....




⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️⭐️(70/100)

以下、レビュー(核心のネタバレなし。)

~激シブなリーアム・ニーソン~
ラン・オールナイトのレビューでも書いたように、近年のリーアム・ニーソンの映画は、「長身長で眉間にしわを寄せた弱っちそうな困り顏で、敵をバッタバタとやっつける」ってお決まりの映画を連発していた。
もちろん、それが面白いかどうかは作品によるが、今作は全く違う印象を与えてくれる。

冒頭から始まる重厚な銃撃戦はマイケルマンの傑作『ヒート』を連想させるし、猟奇的殺人に感じる現実の理不尽さはフィンチャーの『セブン』のようだし、作品の雰囲気はコーエン作品のような重苦しさが漂う。

なので、決してシンプルな娯楽作ではない。先述のラン・オールナイトでも「敵対関係の上にある友情」という+αのハードボイルドさを乗っけてきたが、今作はそもそも作りからして違う。

ただ、リーアム・ニーソン独特の風貌を活かしていないか?と言われたらそうではない。

風貌から感じられる「脆さ」が、主人公マットが持つ自分の過去を含めた現実への絶望とうまく重なる。

また、マットは犯人をいとも簡単に射殺してしまうような腕のある刑事だった。そのマットが犯人と初めて接触した時の完璧な対応。
その時に流れる「犯人も絶対ただでは終わらない」という空気。『96時間』シリーズである、「会った瞬間に、敵がやられるの決定!」という気持ち良さとはまた別のベクトルに、リーアム・ニーソンが築き上げてきたイメージを活かせてる気がした。


作品自体に漂う、この類の重苦しさや理不尽さは、個人的に大好き。
しかしながら、映像的なグロさはそれほどないが、犯人の残虐さや死体の一部を想像させるシーンがある為、そういう類が無理な人は精神的にきついかもしれない。


~過ちを持った人々の愛~
この作品に登場する人々はすべて過ちを持つ。誘拐犯のターゲットにされるのは常に「麻薬に関わっている人の家族」だし、マット自身の過去も....

しかし、そんな彼らは家族が誘拐されたという事実に泣き崩れ、取り乱す。
そんな中で印象的なのが、家族が誘拐された麻薬関係者の背後に映る、愛すべき家族の絵
その光景に、胸が張り裂けそうになる。


ただ、そんな過ちを持つ人々以外にも、「絶対的で避けられない悪」も世の中に存在する。それは社会そのものかもしれないし、サイコパスのような人かもしれない。
これは、避けようもない事実で、巻き込まれた人はあまりにも理不尽に死ぬかもしれない。


~小さい、小さい、小さい希望~
物語は理不尽だ。しかし....
ここではラストに触れないが、
この作品がもたらす結末、そしてその中で最後に映し出される映像に救われた。


~少しの不満~
少しだが、小さくはない不満。
終盤のあの語りかけ....いる!?その後の展開に向けて言わんとしてる事はわかるが、はっきりと邪魔だと感じた。
せっかくの素晴らしい雰囲気が...


ともあれ、重厚な映画を好きな人は是非ご覧あれ!!おすすめです。



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  1. 2015/06/03(水) 19:56:06|
  2. 2015年公開映画
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2015年6月公開の観たい映画

6月公開映画物色タイム!



例年、この時期は大作娯楽映画は落ち着いてくる印象。例年以上に大作、リメイク作品が7月から9月にかけて並ぶ今年も同様。


では早速。
~絶対に観たい映画~

『マッド・マックス 怒りのデスロード』
6/20公開。
カルト的なまでの人気を誇っているマッドマックスの最新作。石油も、水も尽きかけた世界で、主人公マックスは、本能だけで生きている...
この類の映画をあまり評価しないrotten tomatoesでまさかの98%を記録。正気なの?狂気なの?これは見ないと!!!



『グローリー /明日への行進』
6/19公開。原題はSELMA
1965年、黒人の選挙権を求める為にセルマで行進を行ったマーティン・ルーサー・キングjr.牧師と525人。キング牧師の、39歳の若さでその人生を終えるまでの半生を綴った感動の実話。
アカデミー賞の監督賞にノミネートされなかった事が物議を醸し出した程、評論家に絶賛されてる今作。黒人映画は個人的に当たり外れが多いが、これは絶対に見る。



『海街dialy』
6/14公開。
是枝監督の最新作。はい、それだけで間違いなし!
父が死に、腹違いの妹がやってきた...4人の姉妹が、共同生活を通して喪失した何かを見つけていく。4人が家族になっていく1年の物語。
豪華な女優陣をどう使いこなしてくれるのかも見所。



~かなり見たい映画~

『ハンガーゲーム FINAL:レジスタンス』
6/5公開。
シリーズ最終章の前編。
いざ革命へ!!過去作は日本では結構非難されてるが、2作とも自分は好き。二部作の前編なのが、いまいちそそられない。



『エレファント・ソング』
6/6公開。
天才のグザヴィエ・ドランが出演を熱望した心理劇。
彼はいったい何を知り、何を考えているのか?
これは、内容的にもかなりそそられる。



『しあわせはどこにある。』
6/13公開。
サイモンペッグとロザムンドパイクのコメディっただけで見たい!
幸せってどこにあるのだろう?を探しに行く旅。
軽い気持ちで見れそう!



『オン・ザ・ハイウェイ その夜、86分』
6/27公開。
主演にトム・ハーディ。セルラーを想起させる内容。画面に映るのはただ一人。交わされる言葉は電話のみ。シチュエーションムービーとししてめちゃくちゃ面白そう。



『君はいい子』
6/27公開。
そこのみにて、光り輝く の呉監督の最新作。
中脇初枝による連作短編集。児童虐待という重いテーマを扱いながらも、光のさす内容。俳優や監督含め、間違いなさそう。



『ハッピーエンドが書けるまで』
6/27公開。
きっと星のせいじゃない の監督ジョシュブーンが贈るラブストーリー。恋愛を嫌う女性が、目覚めていく話。
主演はみんな大好きリリーコリンズ。評判も良いし、見ないと!



『雪の轍』
6/27公開。
昨年のパルムドール作品。
金持ちの元俳優が、うまくいっていなかった妻の元を飛び出して、旅に出る。人生とは何か。
3時間を超える内容で、難解そうだが、かなり評判も良いし、トルコの作品という事もあって見てみたい!



~評判次第かなー~
『トゥモロー・ランド』6/6公開
気になるけど、こういうアドベンチャー大作は最近当たってないからなー

『予告犯』6/6公開
この手の邦画が当たってくれたら嬉しい!評判次第で見に行きます。

『ターナー、光に愛を求めて』6/20公開
実在した画家の栄光から死までの半生を描く。マイク・リーって事で、機会があれば。

『ラブ&ピース』6/27公開
園子温映画作りすぎw
最近の園映画、エンタメに寄りすぎて微妙ぽいから、これも評判次第で。

『悪党に静粛を』6/27公開
ハードボイルドな西部劇で見応えありそう。でも、この時期は見たい映画多いから...

『アリスのままで』6/27公開
アカデミー賞主演女優ということで、本来なら見たいけど、現状難病物はお腹いっぱい。


~多分見ない~
『靴職人と魔法のミシン』『トイレのピエタ』『SEXテープ』『ハイネケン 誘拐の代償』『アナーキー』『愛を積むひと』『極道大戦争』『コングレス未来学会議』『レフト・ビハインド』『ストレイヤーズ・クロニクル』『 天の茶助』


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  1. 2015/06/01(月) 18:55:15|
  2. 観る映画・観ない映画
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