シネマ・ジャンプストリート 映画のブログ

劇場公開映画を中心にレビュー 映画の良さと個人的感想を。

65『ダウンサイズ』平凡な人間の性

アレクサンダー・ペイン×マット・デイモン

人類縮小計画!?
『ダウンサイズ』



~あらすじ~
人間を14分の1のサイズにする技術が発明され、人口増加、経済格差、住宅などの問題解決に挑む人類の縮小計画がスタートする。妻のオードリー(クリステン・ウィグ)と共にその技術を目の当たりにしたポール(マット・デイモン)は、体を小さくすることで生活に関わるコストも縮小できることから現在の資産でも富豪になれると知って興奮し、縮小化を決意する。晴れて13センチになったポールだったが……。(シネマトゥデイ引用)







☆☆☆☆☆☆(65/100)
以下 レビュー(核心のネタバレなし)
『ファミリー・ツリー』や『ネブラスカ ふたつの心をつなぐ旅』のアレクサンダー・ペイン監督最新作!
人間や個人のちっぼけさや限界をシニカルに見据えながら、だからこその暖かい着地を決める映画作家であり脚本家。
脚色や脚本賞に常連で、57歳にして既に風格が漂います。
そんなペイン監督が選んだテーマは、人間が小さくなるSF!?
主演をドラマを演じさせると普通の人間感が半端ないマット・デイモン。
ホン・チャウやクリステン・ウィグ、クリストフ・ワルツらが脇を固めます。



アレクサンダー・ペイン監督!!という事で、めちゃくちゃ楽しみに見に行ったのですが、非常に変わった映画でした。

日本初の『ウルトラQ』の「1/8計画」を彷彿とさせる設定。
地球規模の環境問題の救世主として始まった人類14分の1計画。
この縮小計画は一つのビジネスモデルとして確立し、一方で経済縮小の影響も顕著になるなど、社会的技術的にもこなれてきた中で、マット・デイモン演じるポールとその妻オードリーは、「ゆとりのある生活がしたい」という非常に平凡な理由で縮小化に挑みます。

が...しかし!?
この部分はネタバレで詳しくは避けますが、強烈な展開が、ザ平凡な男ポールに襲いかかります。
夫婦の決意から、この後のポールの対応まで、苦笑いの連続。
行き当たる壁と彼らの対応は、コミカルながらも平凡な人間の性を見つめる俯瞰的な視点が印象的で、あぁアレクサンダー・ペイン監督の映画を見てるんだなと非常に楽しめました。

そんな中で映画は中盤以降、全く異なるステージに遷移していきます。
地球規模の哲学に対する平凡な人間の性。
大きな視点に対する人間の小ささ、それによる滑稽さと温かさは、アレクサンダー・ペイン監督らしいといえばそうなんですが、映画として見ると唐突なテーマの肥大化に面を食らってしまいました。
何を見ているのかわからなくてなっていく...というのが正直な感想です。

ただその中でも、中盤以降登場するホン・チャウの存在感は脱帽です。
彼女がいなければどうなっていたのか...と思うほど、映画を盛り上げてくれます。

今作はこんな感じですが、アレクサンダー・ペイン監督は基本大好きなんで、次回作期待しています!!


ランキング登録しました。

気に入っていただけた方は、下記クリックをお願いします^ ^

にほんブログ村 映画ブログへ
にほんブログ村

映画ランキングへ

テーマ:映画感想 - ジャンル:映画

  1. 2018/03/18(日) 13:00:58|
  2. 2018年公開映画
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0

コメント

<%template_post\comment>


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://n8ryt.blog.fc2.com/tb.php/161-200d2241
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

FC2Ad