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85『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』ネタバレ無しで

今年一番の注目作?

いや、21世紀最大の注目作!!
ネタバレは勿論、ストーリーも出来る限り触れずにレビューします。
『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』



~あらすじ~
それぞれ異なるパワーを持つインフィニティ・ストーンが六つそろうと、世界を滅ぼせるほどの力が得られるという。アイアンマン(ロバート・ダウニー・Jr)、キャプテン・アメリカ(クリス・エヴァンス)、スパイダーマン(トム・ホランド)らアベンジャーズはほかのヒーローたちと共に、インフィニティ・ストーンを手に入れようとたくらむサノス(ジョシュ・ブローリン)に立ち向かうが……。(シネマトゥデイ引用)









☆☆☆☆☆☆☆☆(85/100)
以下 レビュー(核心のネタバレなし)

遂に観ちゃいましたよ。
観た側の世界に来ちゃったんだよ...もう観てない世界には戻れない!!
他にレビュー作品溜まってるんですが、すっ飛ばしてこちらをレビューします。

マーベル・シネマティック・ユニバースことMCUのなんと18作目にして、かつてない数のヒーローが集結するアベンジャーズ三作目のインフィニティ・ウォー。
この三作目と来年公開の四作目が、間違いなく、間違いなく!10年かけて築いたこの世界観の集大成となる作品です。

これまでのヒーローアッセンブルなアベンジャーズ2作品とは、ハッキリと規模も、作品と立ち位置も違います。
アイアンマン、キャプテンアメリカ、マイティーソー、ハルク、ガーディアンズオブギャラクシー、スパイダーマン、ドクターストレンジ、ブラックパンサーなどなどなど...一作一作は独自の色を持つクオリティの高い作品を連発しながら、同時にMCUという同一の世界観を成り立たせて来たマーベルの凄まじさ。
そんな映画史上類を観ない凄まじい17作品自体が、本作へ向けて世界観を構築する為の手段とも取れるような、歴史的到達点となるのが本作です。

正直こんな背景の部分だけで数時間は話していたい...そんな今世紀最大のお祭り映画の監督を務めるのは、アンソニー&ジョーのルッソ兄弟。
アメコミ映画にポリティカルサスペンスを持ち込んだ傑作『キャプテン・アメリカ ウィンター・ソルジャー』や、アベンジャーズ2.5とも言われるヒーローの内戦を描いた『シビル・ウォー/キャプテン・アメリカ』といったMCUの重要な転機となる2作監督し、キャプテン・アメリカを中心とした地球におれるヒーローの世界観を確固たるものにした監督です。

アベンジャーズ過去二作を担当したジョス・ウェドン監督は、アクションの交通整備力が抜群で、そこに特化した『アベンジャーズ』は大傑作でしたが、より複雑なヒーローの葛藤を持ち込んだ『アベンジャーズ エイジ・オブ・ウルトロン』では背景の語り口が発散気味でした。
対して本作のルッソ兄弟は、アクションの躍動感という意味では後退しますが、ストーリー全体の交通整備力が抜群で、より多くのヒーローを交えないといけない本作では打ってつけの人材ではないでしょうか!?


本題に入ると、今作のヴィランはマーベルコミックス最強にして最恐のサノス。
ぶっちゃけラスボス。
どんな奴かと言えば、ハルク以上のパワーとスパイディ以上の俊敏性に、アイアンマンやバナー博士以上の頭脳を兼ねそ耐えた、宇宙最強の生物。
過去のMCUにも幾度か登場、『アベンジャーズ』でロキを地球へ送り込んだり、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー』でガモーラの憎父としてなど、常に舞台の裏側で存在し続けますが、今作で満を持しての全面参戦になります。

揃えると世界を掌握できる6つのストーンを狙っていたサノスにとって、ソーの父で神オーディンが、ピータークイルの父で天界人エゴが、ストレンジの師匠で地球の守護者エンシャント・ワンが消えた今、最大最高のチャンスなんですよね。

そんなサノスが登場する冒頭から衝撃的。
これまでのMCU作品とは全く異なる雰囲気で幕を開けます。
サノスの存在感を一発目でガツンとわからせる必要がある訳ですが、そのシーンが普通の映画だと完全にルール違反。
そしてそんなルール違反が、この映画では連続して展開していきます。

爆笑と興奮の連続な「あのキャラ」と「あのキャラ」の会話の応酬。
最高に上がる異業種チーム連携アクション。

これらは決して二次創作的な楽しさではありません。
そして極め付けは、一大アクションシーケンスと、そこからのラストの展開。
どう考えても、普通の映画の物語的道理からは外れています。
なのに、観ている側はそれをあらゆる感情を持って「事実」として受け取る事ができるのです。


何故そんな事が可能なのか...
一重にこの二つに尽きるのではないでしょうか。
①10年以上かけて築いてきたMCUの世界観がファンの中で完全に住み着いている。
② その世界観の活用、そこからの変化を作り出す構築・演出、ストーリーの交通整理が神がかっている。


MCUの世界観を既にリアルなソレとして受け入れてる層が、いかにその世界のウネリを体験するか...
更に掘り下げようとして発散したエイジ・オブ・ウルトロンの二の足を踏まず、
アベンジャーズの醍醐味であるこの部分に集中砲火したこの判断は間違いなく大正解。
それを、ルッソ監督による「膨大な作品背景やキャラクターを繋ぎ、分岐させ、また繋いで一つの作品を紡いでいく」パズルのような交通整備的物語の構成で、本当心地よく物語がどんどんうねっていってくれるのです!

ある者は、この映画の面白さは過去のリソースを活かす事しかしてないと批判するかもしれません...
でもね!
過去の膨大なリソースの活用にフルでアクセルを踏んで、嘘じゃない事実の映画として全キャラ損をさせずにワクワクさせるって、めちゃくちゃ凄くないだろうか!?

近いのは「次のページに何が起こるのか...」という、アメコミ的で漫画的な楽しさ。
異なるストーリーを持ったキャラクターを交差させ、次に何が起こるかをワクワクさせる。
これは、長い時間をかけて世界観を作ったMCUしか出来ない事で、映画でその次元に来たことが驚愕で、万年に一つの作品と思っています。


正直、この映画はどういうスタンスで映画を観るか、どのくらいこの世界観に現実味を持って観ているかで、大きく賛否が変わると思ってます。
世界観に入り込み、物語のウネリを楽しむには非常に良くできています。
一方で、メッセージ性や一本の物語の構成としては凡庸です。

前者の視点でも、ソーの前作の成長の扱い方とそれ故の彼の行動の冗長感とか、ソウルストーンのある人物を描く為のとってうけた感じとか...
正直不満は何ヶ所かありますが、そんなのALL RIGHT!!!


サノスが「継続は力なり!!!!」と言いながら観客に殴りかかってくる。
そんな10年間の重みを2時間半で一気に解放してくる、間違いなくクラシックとなるこの作品。
今から過去17作全部振り返ってでも、リアルタイムで観ていただきたい!

まだ彼と彼があっていない。彼が地球に降り立っていないとか...
ラストカットの意味とか、今後のマーベル作品や、メタ的な契約の視点も含めてラストの解釈で色々思う所があるので、気になる方はツイッター(@n8cinema_jump)の方にメッセージ下さい!笑

キャプテン・マーベル、アントマン&ワスプ、そして来年のアベンジャーズ4(原題)含めて、超楽しみ!
まだまだ死ねないな~






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