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70『レヴェナント 蘇えりし者』 俺ならすぐ死ぬ

レオナルド・ディカプリオ、アカデミー主演男優賞おめでとう!!!

アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ最新作
『レヴェナント 蘇えりし者』



~あらすじ~
アメリカ西部の未開拓な荒野。狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(レオナルド・ディカプリオ)は、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に見捨てられ置き去りにされたばかりか、最愛の息子を殺されてしまう。グラスはフィッツジェラルドに復讐を果たすため、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、約300キロにわたる過酷な旅に出る……。
(Movie Walker 引用)





☆☆☆☆☆☆☆(70/100)
以下 レビュー(核心のネタバレなし)
今年度のアカデミー賞を争った3強の一角。
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥは昨年の『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』 で作品賞・監督賞を受賞したのに続き、二年連続で監督賞を受賞!
(色々と名前なげー)
今が正に旬の監督さんです。

そしてそれ以上に賞レースで話題なのが、
遂に...遂に...5度目の正直でオスカーを掲げる事が出来たレオナルド・ディカプリオ。
本当におめでとうございます!!!
序盤から、彼の体の張り様は、圧巻。
凄い凄いとは聞いていましたが、予想以上でした。

ディカプリオ演じるヒュー・グラスは、インディアンとのハーフの息子と共に、毛皮の狩猟チームに属します。
突如おとずれるインディアンの襲撃。
半数以上が惨殺され、命からがら生き延びたヘンリー隊長(ドーナル・グリーソン)率いる一行は山を越えて帰還する事を決意します。
その道中でグラスは熊に襲われ瀕死の重症に...
そして、足手纏いの彼を置いてこうとしたジョン・フィッツジェラルド(トム・ハーディ)に、目の前で息子を殺され...
ここから、奇跡的に生き延びたグラスの復讐に向けたサバイバルが始まります。

この映画はR15+指定です。
スプラッター映画のような血がドバドバでる描写はありません。
しかし、序盤の惨殺シーン、そして熊襲撃シーン含め、本当に生々しく重々しい...
血が飛び出るのではなく、えぐられた傷口から滲み溢れる。
そんな描写が無理な人は、避けたほうが良いかもしれません。
ディカプリオのセリフは殆どない(というか喋れない)のですが、ボロボロになりながらも自然を生き渡っていく執念を文字通り体現しています。
サバイバル中に驚くようなシーンが数カ所あるのですが、実際に彼がやっているらしいですよ...
この映画でオスカー取れなかったら、もう諦めるべき。
そのくらい彼の独演は凄まじかったです。


しかし...
そんなディカプリオをも完全に食ってしまっているくらいの存在感を放つ人物がいます。
撮影監督のエマニュエル・ルベツキです。
3D映画の最終進化系体験映画『ゼロ・グラビティ』、擬似ノーカット映画『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に続いて、なんと三年連続でのアカデミー賞撮影賞受賞。
今作では、自然光のみを用いた撮影+得意の長回しを駆使して、CGでは表現できない禍々しさを映し出し、3D無くして映像に奥行きを産みだしています。
臨場感...映像の美しさ...なんてもんではない、大自然におけるちっぽけな人間の驚異的な体験
イニャリトゥの極限状態演出と、ルベツクの自然の狂気を込めた長回し撮影がシンクロし、
「なんかすごい...」全ての画からこんな感情が溢れ出す作品に仕上がっています。

唯一の生きる希望だった息子を失ったグラス。
そんな彼の悲痛な執念に心を打たれます。
譲れない何かの前では、全体の正義などどうでもよい。
自分の命さえも...

また、この作品はネイティヴアメリカンに対する差別と迫害を真正面から捉えた、アメリカの暗部を映し出す映画でもあります。
この辺りがアメリカの懐の深さであり、アカデミー賞会員に評価された一因かもしれません。

ただしかし...長い...
個人的にはですが、イニャリトゥの最近の映画は、全て中盤で中だるみ...というより飽きてしまいます。
後30分短ければ...

話題が数多くあり、内容的にも映画館でこそ見るべき映画なのは間違いないので、
是非、映画館で体感して下さい!!



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  1. 2016/04/25(月) 23:55:16|
  2. 2016年公開映画
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