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劇場公開映画を中心にレビュー 映画の良さと個人的感想を。

95『ラ・ラ・ランド』至極の126分(試写雑感)

映画って本当いいもんだな~

アカデミー賞最有力!
新進気鋭の天才デイミアン・チャゼル監督最新作は、大人で優雅な大傑作!!
『ラ・ラ・ランド』




~あらすじ~
何度もオーディションに落ちてすっかりへこんでいた女優志望の卵ミア(エマ・ストーン)は、ピアノの音色に導かれるようにジャズバーに入る。そこでピアニストのセバスチャン(ライアン・ゴズリング)と出会うが、そのいきさつは最悪なものだった。ある日、ミアはプールサイドで不機嫌そうに1980年代のポップスを演奏をするセバスチャンと再会し……。
(シネマトゥデイ引用)




↓ひとまず、ストーリーに触れないよう雑感を。





☆☆☆☆☆☆☆☆☆(95/100)
以下 レビュー(核心のネタバレなし)

見終えて1日経過しましたが、高揚感がおさまりません。
果たして、私の語彙力でこの映画の魅力を伝えきれるのだろうか...
とにかく全人類とこの豊かな気持ちを共有したい...

監督は、今最も映画人からの嫉妬を買っている人物、デイミアン・チャゼル。
ジャズによるボクシング映画であった前作の『セッション』がとにかく面白い上、凄い。
特にラスト15分の映画史に残る衝撃を与え、結果アカデミー賞5部門ノミネート、3部門受賞の快挙を成し遂げました。
が、それ以上の衝撃はなんとその作品は、彼にとって監督1作目、その上当時若干30歳。
ハードルが上がりきった上での2作目になったのですが、蓋をあけてみれば、ガッカリしない所か賞レース最大の注目作に。
ジャズドラム奏者だった経歴もあり、1作目後は鬼才なんて言われてましたが、これは本物の天才ですね。

この映画はトレーラーやポスターから最高でした。
わずか2分半の中だけで、何処となく伝わってしまう多幸感ですが、実際の映画、特に前半部はその期待を大きく上回ってきます。
冒頭の多様性讃歌のミュージカルシーンから虜に。
もう傑作を確信。
出会いへ続く音楽&ダンスの連続に、自ずと前のめりになり、これから始まるだろうロマンチックな物語に、ワクワクが止まりません。

そして色彩豊かな画作りもロマンチック。
カラフルな衣装や情緒的な夕日、どこを切り取っても、ポストカードに出来そうな具合です。
この豊かなスクリーンを見ていると、その時代は当然知らないのですが、カラフルでビビットこそが映画の最大の魅力になった時代、「総天然色」50~60年代ミュージカル映画の楽しさが映画館に蘇ります。

少し勝気な女優志望ミアと、捻くれジャズピアニストセバスチャン。
演じるエマ・ストーンとライアン・ゴズリングがキレッキレにチャーミング。
あぁ愛おしい。
二人は最悪な出会いから近づいていくが...という王道の話なんですが、そこの高揚感は前述の通り。
一方で、決して一辺倒なロマンチック恋愛映画ではなく、共に「夢追い人」である事の方が前に来る、現代的な物語が展開されていきます。
ロマンチックな音楽と映像と、チャーミングな二人は勿論魅力的ですが、
実はこの映画で突出して凄いのは、それらを手段として活用しきる脚本。
前半の煽るミュージカルから、音楽映画へと転換した後に、再びミュージカルに帰還していく計算された作りは、物語のトーンとリンクしてます。
また場面を対比させる音楽の使い方は本当に見事で、感情を激しく揺さぶられます。
それぞれの曲の対比のさせ方についても語りたいが、語り始めるといキリがない為自粛。。。
更に極めつけは、それらを三たびフル活用したラスト15分の畳み方が秀逸で、感情が二転三転。
この「おとぎ話のような、おとぎ話ではない、おとぎ話」に、見終えた後の感情の複雑さに言葉を失いました。
愛おしい。愛おしい。愛おしい。

冒頭の多様性だとか、夢への讃歌だとか、真っ当な主張もまた愛おしい。

これほどまで心を豊かにさせてくれる映画をまだ見ていない人が心底羨ましい。。。
見終えた後のサントラもまた最高だ!!!




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  1. 2017/02/03(金) 00:08:09|
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